朝夕日記

現在スイスジュネーブ在住。ものすごくどうでもいい身辺雑記です。

またしてもお子様禁止。

水曜日。
いつものように起床。何とか出勤。相変わらず忙しいけど、労働意欲は低目とよくないコンビネーション。そんな中でも何とか仕事。午後になり、またまた長いミーティング。あんまり長引いたので次のミーティングに遅れる。あははは。例のファイナンシャルアドバイザーと再会。色々言っていたが、とりあえず15年満期のファンドを始める事で合意。前回のアドバイスのこともあり、UBSのファンドを売り払った私はそのお金で明日でかいTVを買いに行くことにする。 結果的に損をしたのに、もっと下がる前に売ったことで儲けた気がしている経済観念がダメダメな私であった。
ちょっと早めに帰宅。外はいきなり温度が10℃近く落ちて寒い。朝より午後の方が気温が低いという中々ない天気。残り物で夕食をすませ、小雨のぱらつく中、Grand Théâtre へ。
今日の夜はまたまたオペラ。今回は悪魔シリーズ2作目、Offenbachの「Les contes de Hoffman」。前回よりもコメディータッチでバラエティに飛んだ音楽が楽しい。 演出はさらに派手で、裸ダンサーズがまたも頑張ってました。K子さんがオペラ好きの同僚に聞いたところによると、今回の演出家のOlivier Pyは裸と照明で有名だそうな。確かに両方ともかなり印象的な舞台でした。
前回は男の裸ダンサーズといささかSMちっくなシーンが目立ってましたが、今回は娼館のシーンもあって女の裸ダンサーズが頑張ってました。男性はあまりいないかと思ったら、裸に仮面だけつけた格好で娼婦のお相手として多数登場。娼婦役のダンサーズは黒のストッキング以外は裸だし、どっちにしてあまりお子様は観ない方がいいシーンだらけで笑う。オペラ歌手も例外ではなくOlympia役のPatricia Petibonは全裸に見える肉襦袢に首と手首に長い黒のリボンという格好で歌ってました。衣装は奇抜かもしれませんが、歌はオーソドックスに一級品の見事なコロラトゥーラ・ソプラノ。今夜一番の拍手を貰ってました。すごく良かったなあ。Hoffman役のMarc Lahoもいい出来だった。Faustより主役は好みだったかも。悪魔としてLindorf / Coppelius / Miracle / Dapertuttoの役を演じたバリトンのNicolas Cavallierも中々でした。、Muse役のStella Doufexisも文句なしで、とても楽しいオペラでした。満足。
舞台は終わってすぐ帰宅。帰ってみるとブエノスがやたら餌を吐いている。猫草も吐いてるし、毛玉かと思ったが念のため、獣医に連れて行くことに。やれやれ。3年も医者に行ってないし、この際ちゃんと予防接種もしてくるかあ、などと考えながら就寝。
今日は写真の変わりにYou Tubeで見つけたPatricia Petibonの映像。実にキュートっす。