朝夕日記

現在スイスジュネーブ在住。ものすごくどうでもいい身辺雑記です。

3ヶ月の総括?のようなもの。

さて前回更新した時から大分時が過ぎてしまいました。この間にあった色々をまとめたいのですが、何だか整理がついているような、いないような。どうしたもんか。とりあえず時系列にならべると

  • 9月の頭に実家から連絡。母が転んで骨折して入院したとのこと。とりあえず怪我だけなので、本人の意識はハッキリしている。骨折だけかと思われたら、どうやら腹水が溜まっているようなので、検査をすることに。
  • いざとなったら帰るつもりでいたのですが、コロナウィルス感染予防のため、入院中は会うのも難しい状態なので、どうしたもんかと悩む。
  • まず空港とかどうなってるのかテストする意味で前から予約してあったウィーンへの週末旅行に出かける。色んなものが再開し始めてましたが、レストランはほぼテラスでの食事となりました。ちなみに久しぶりのウィーンは食べ物も相変わらず美味しく、非常に楽しかったです。↓はカリカリのウィンナシュニッツェルとビール。f:id:asa_yu:20200910211718j:plain
  • ウィーンに居るときに母の検査結果の連絡。詳しく調べたら、末期の大腸癌が発覚。手の施しようがないとのことで、本人の希望で自宅に戻って在宅療養になることに。
  • 9月29日に退院が決まったのでそれに合わせて帰国。2週間の自主隔離を東京のホテルで過ごしてから10月に実家へ。
  • 実家に帰り、同じく実家に戻っていた姉と母の介護を始める。帰ってすぐの母は会話も出来たし、立ち上がることもできたのですが、病状が急激に悪化。1週間でほぼ寝たきりの状態に。
  • 11月28日の朝、兄妹3人で母のベッドの周りで会話をしている最中にそのまま息を引き取る。
  • コロナ禍での事もあり、家族だけで11月29日には通夜、30日に葬式とあっと言う間の3ヶ月でした。

8月にはまだ元気で話していた母がわずか3ヶ月で亡くなるとは思ってもみなかったので、何だかまだ現実味がありません。そして私が姉と二人で母の側にいる間にヨーロッパでコロナウィルスの感染状況が再び悪化。特にスイスで感染者が増えたので職場も全面テレワークに戻りました。

諸々を考えるとクリスマスシーズンに移動は止めたほうが良いとなり、職場と調整して1月末まで日本からテレワークをすることに。49日まで日本にいられることになったのは良かったのですが、理由が理由なので複雑な心境です。

2ヶ月母の側にいて思ったのは人が死ぬということはそんなに簡単ではないという事。元々丈夫な人だっただけに、寝たきりの状態は辛かったと思います。終わってから思うのは、母の在宅介護に関わったすべての関係者への感謝です。色々言われている介護システムですが、我が家の場合は本当にきちんと対応してもらいました。↓は職場から送られて来た花。こちらも本当にサポートしてもらえてありがたかったです。

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何だか気が抜けたし、実家にそのまま居るのも辛かったので、今は姉の家に仕事しながら滞在してます。こうして振り返ると2020年は世界的にも個人的にもろくでもない一年になりました。ここまで酷いといっそ清々しいほどです。2021年はどうなることか想像もつきませんがそれでも出来ることをやるしかないですね。

来年がすべての人にとってもうちょっと良い年でありますように。