公開リハーサル見学。
火曜日。
今朝は無事に起床。バタバタと支度をして会議のため、ちょっと早めに出勤。会議はロシア人とイタリア人が勝手にコメントしまくり、しょんぼりするアメリカ人とか、それに苛立つドイツ人とか中々楽しかったです。私も含めて皆実にワガママだ。
無事に会議を終え、午後は静かに仕事。今夜はOrchestre de la Suisse Romandeの公開リハーサルを見に行くことになっているので、早めに帰宅。終わるのが10時過ぎらしいので、猫の世話をすませ、カップラーメンとサラダで簡単な夕食。
約束の7時15分にVictoria Hallに行くとK子さんはもう到着してました。この公開リハーサルは、本来だとオーケストラ友の会のメンバーしか見学できないのですが、2012年から主席客演指揮者に就任した山田和樹氏が日本人会のメンバーを特別に招待してくれたため、見学することができました。
先週も違う演目で公開リハーサルがあり、そちらも見学したK子さんによると前回はピアニストもまだ若くて売り出し中の22歳のロシア人、Daniil Trifanov。なんと彼は楽譜をiPadに入れており、リハーサル中のノートもそのまま打ち込んでいたそうな。時代だなあ。ちなみにHPの写真は妙にイケメン風でちょっと笑えます。
本日のピアニストはそれとは違い円熟した、でもやっぱりお洒落な50代、Jean-Yves Thibaudetでした。カジュアルに登場したのですが、靴が目を見張るような素晴らしいラメ入りでペダルを踏むたびにキラキラと輝いて、思わずペダルワークに注目してしまった。リストのピアノ・コンチェルト2番をあっさりと弾きまくり、終わった後、指揮者と簡単な打ち合わせをしてから気になる部分を微調整をしてすぐに退場。さすがベテランの余裕でした。
リハーサルの曲順番が実際のコンサートと違ったり、ピアノを収納する所を見れたり、さらに演目のシューベルトの交響曲9番"ザ・グレート"がリハーサルを重ねるうちに使用前、使用後のような変化を見せるのが面白く、想像していたよりずっと楽しかったです。
休憩時間もあり、バーとトイレが本物のコンサートよりはるかに空いているのもポイント高し。リハーサルが10時過ぎに終わったあと、K子さんは指揮者や演者と一緒の夕食会に参加するので、その場で別れて帰宅。ニュースのチェックをしてからシャワーを浴びて就寝。
今日の写真はリハーサルが始まるちょっと前のステージの様子。服装もカジュアルで面白かったです。