朝夕日記

現在スイスジュネーブ在住。ものすごくどうでもいい身辺雑記です。

陽気だけれども、病気の寡婦。

asa_yu2010-12-26

日曜日。
昼過ぎまで寝てから起床。ボンヤリと身支度。今日は夕方からK子さん一家とオペラの予定なのでそれまで適当に過ごす。
夕食はオペラの後、K子さんの家で御馳走になることになっているので、バスに乗っていこうと思ったら度重なる工事のため、バス停が移動していて場所がわからない。探しながら歩いたら、結局全部歩いてしまった。なんか前にもこんなことがあったような。一体この路面工事はいつまで続くんだか。家に携帯を忘れてきたので遅れることも連絡できず、慌てて着くともう開演5分前。
受付にチケットを預かってないか聞いたら、「貰ってない」との返事。まだ来てない訳がないのに、と不思議に思いながら立っていると、「ごめんなさい、やっぱり預かってました」と慌てて入口の人が持ってきてくれました。よかった。無事、開演前に席に着くことができて一安心。今夜の演目は「Die lustige Witwe」、一般的に「メリー・ウィドウ」とよばれている有名なオペレッタです。
開演前に支配人から「今夜の主役の寡婦であるAnnette Dascheが体調不良のため、代役を探したのですが、急なことのため都合がつかず、本人が頑張って出演することとなりました。万全の調子ではないため、聞き苦しい部分がありましたらご容赦ください」とのことです。へー。
オペラはあと男爵役のJosé van Damの引退公演とのこと。もう引退なのかあ。オペラ自体はジュネーブらしくなぜか3ヶ国語で歌われてました。ドイツ語が母国語の国のフランス大使館が舞台なので、フランス語とドイツ語はともかくなぜ英語?と思ったら大使夫人がアメリカ人の設定になってました。舞台セットも職場によく似ていて、なんだかあまり夢見る世界に入れませんでしたが、まあおもしろかったです。Dascheはたしかに不調。男性陣は全員頑張ってました。特にDanilo役のJohannes Martin KränzleとCamille de Rosillon役のBernard Richterがよかった。
オペラの後はK子さんの家でラクレットを御馳走になる。久しぶりに食べたけど寒い冬の夜はとても美味しい料理です。K子さんの娘のN実ちゃんはオペラの最中もそうでしたが相変わらず元気一杯。でも写真は嫌と断られてしまった。K子さんと二人で白ワインと赤ワインを一本づつ空けてしまい、上機嫌で帰宅。
猫に餌をやってからボンヤリして就寝。
今日の写真は劇場のクリスマス・ツリー。巨大でした。