朝夕日記

現在スイスジュネーブ在住。ものすごくどうでもいい身辺雑記です。

なんとか出発。

asa_yu2008-11-22

土曜日。
今週末は大雪警報。前から企画していたブルゴーニュ一泊旅行も中止しようかと話していたのですが、朝のお天気がそれほどでもなかったので決行決定。11時前にリーダーが迎えに来てくれたので、そのままNちゃん親子に3号くんと合流して6人でブルゴーニュまでドライブ。
Beauneのホテルに着いたのは午後1時半過ぎ。ホテルはNちゃんがネットで見つけた中々素敵な場所。Hotel Belle Epoqueは昔のお屋敷を改装したところで中庭の奥にある昔の馬車置き場がそのまま駐車場になっていて便利。Beauneの中心からも歩いて5分なので、よかったです。夕食までBeauneの街をぶらぶらと散歩。が、途中であまりの寒さにカフェに入る。やることないし、明日じゃなくて今からワインを買いに行こうか〜となり、なぜか皆が「おじさんのCave」と呼んでいるNuit St. Georgeにある「Domaine René Tardy et Fils」へ。でも出迎えてくれるのはいつもおばあちゃん。おじさんは息子で他に住んでいるので、そちらからやってくるのでした。最近おじさんの方ではCaveauとChambres d'hôtesもやっているそうな。ワイン倉の方にいるのはいつものおばあちゃん。倉で亀を飼っていて、それが訪れる子供に人気。さるぼこちゃんも喜んでました。2005年のブルゴーニュは当たり年。結局2005年を12本(2012年までは飲んじゃダメと言われる)と来年から飲んでもいい2002年を6本、さらに2006年のPuligny-Montrachetを6本にもう少しカジュアルに飲めるBourgogne Hautes Côtes de Nuitsを3本とここで全部買い物を済ませてしまった。でもおじさんのワインはお値段の割りにおいしいからいいんだ。リーダーと3号くんはさらにお一人様2本までの古いワインで1990年のNuit St. Georgeを買ってました。おいしそうだけど、もう買えませんっていうかこの間Thoiryで30本買ったような。でも12本は2012年まで飲んじゃダメって言われたしねえ。
ワインの買出しがすんで夕食。レストランはホテルから歩いて2分、Michelan一つ星の Le Bénaton。こじんまりしてお洒落な雰囲気。伝統的ではなく斬新なフランス料理らしく、結構和食の影響が強い。私のメインで食べた鱸なんて基本的に塩焼き。しかも付け合わせは焼き葱というワインより日本酒なお味でした。Nちゃんは前菜にエスカルゴが食べたいとメニューの変更を頼んでまで注文したらこれが曲者。うなぎの燻製とエスカルゴと書いてあったのですが、味が「うなぎのタレじゃん、これ」となる。付け合せの玉ねぎのコンフィも味と見た目が「守口漬だ。」となる。一口もらって食べたらたしかに「おお、守口漬」でした。「肝吸いと白いご飯がほしい」となったNちゃんは「私の食べたかったエスカルゴはこれじゃなくてニンニクとバターの味がするやつ」とがっかりきてました。ちなみに私のホタテの前菜はクリーム味で上手かったです。メインは塩焼きだったけど。リーダー夫人のフォアグラはさすがな味。他の人はメインはオマール。和風が感じられないメニューの方がおいしかったかな。一番の傑作はさるぼこちゃんのチキンロースト。絶妙の焼き加減に地鶏の味が絶品でした。
私はチーズと赤ワインでフレンチな部分は満足。お腹一杯になって帰宅。コーヒーをホテルのロビーで飲んでからさるぼこちゃんとNちゃんを残して腹ごなしの散歩に出かける。寒い中夜景を撮ったり、店のウィンドウを眺めたりしてから部屋へ。シャワーで暖まってから就寝。
今日の写真は3号くんの教授により、露出をいじって撮った夜の風景。おかげで綺麗にとれました。