《ウィーン覚書》その3

土曜日。
朝9時過ぎに活動開始。
外は暑いが今日は風が吹いている。友人がウィーン名物でもある朝の甘いパンやクロワッサンを買ってきてくれたので二人で外のテラスでノンビリ朝食。コーヒーを何杯も飲んで昼までかかってダラダラと過ごす。午後からは街に行って、絵葉書を探したりしたのですが、あまりの暑さに2人でちょっとだけグロッキー。とっても涼しそうに見えたホーフブルク王宮にあるハプスブルグ家の宝物蔵へ。宝石とか聖遺物は大体冷暗所に保管してあるハズだ〜と決め付けて、入場料を払って中に入るとやっぱり涼しかった。宝石類は見事。さらにここがカトリック教会の東欧に対する砦であったことも伺える教会系のレリックも豊富でした。おもしろく見学して、とりあえずアパートに戻る。
最初は午後になったらプールに行こうといっていたのですが、それにしてはちょっと時間が遅いので、アパートで休憩してから近くにあるウィーン大学の中庭にあるビアガーデンへ。結構数ある中でも、「試した結果、ここが一番おいしかった」と友人が進める場所で生ビールと子牛の煮込み料理を食べる。付け合せはブロッコリーとSpätzle(シュペッツレ、南ドイツとかオーストリアでよく食べられるパスタ。イメージはこちらを参照。）これに子牛のソースをよく絡めて食べます。3種類の具が鉄製の器に入って出てくるのでウィンナ・ワルツと洒落た名前がついてました。
おいしく夕食をした所で腹ごなしがてら歩いて街の中心まで散歩。夏の間ウィーンでは市庁舎の前に巨大スクリーンを設置して、オペラやジャズなどのコンサートフィルムを無料で上映しています。数千人分の客席も用意されていて、その周りは出店が一杯あり、ちょっとしたお祭りになってました。ちょうど「Tosca」が上映されていたので、1幕の終わりまで2人で観賞。今年から新しくなったというPAシステムは中々の音で、これが無料とはうらやましい。
その後、夜の街を散歩してから友人のアパートに帰宅。さすがに疲れたのでシャワーを浴びて就寝。
今日の写真は夜のウィーン。色んな建物がライト・アップされてました。