朝夕日記

現在スイスジュネーブ在住。ものすごくどうでもいい身辺雑記です。

猫の奴隷なのね。

asa_yu2005-08-25

木曜日。今日はジュネーブ近郊でお店が週一回唯一遅くまで開いている日でもある。
雨の中を仕事帰りに郊外の大型ペットショップにO村さんと2人で出かける。O村さんは私と同じで2匹の猫の飼い主。その名もダルマとカルマのためなら雨の中のドライヴもなんのそのである。最近お引越ししたものどうし、利害が見事に一致して猫のためにお買い物となりました。
私が欲しいものはキャットツリー。前からあった、爪とぎもかねたものが度重なる引越しとブエノスとアイレス、総重量15キロのぶら下がり攻撃によりピサの斜塔状態となり頻繁に転倒するようになってしまったため、この際新調することに。新しいカーペットを爪とぎから守るためにも必要な出費なんだろうなあ、やっぱり。O村嬢もやはりキャットツリーがあったほうが猫のためにいいかも〜となり、2人で売り場へ。
なんだか一杯ありすぎてよく分からない状態に。とりあえず、傾かないように支柱が2本は欲しいとなった私ですが、ゴージャスなものは高いし、得体のしれない祭壇みたいになってるし、なんだかなあと思いながらふと見ると、えらくシンプルなヤツがある。値段も安いし、いっそ潔くシンプルに柱が一本突っ立ているだけのコレでもいいかもと思いながら見ているとO村さんが「これやばいっすよ。田舎の神社とかにある、あれに似てるじゃないですか」とコメント。…確かに直径20センチ、高さ1メートル以上の円柱がフラットな台から突っ立ている様はヒンズー教のshiva lingaを思い起こさせるってようは男根崇拝の象徴ですね。日本の神社にもよくある、豊穣のシンボルなヤツです。(笑)
「彼氏が部屋に来てこんなのがデンとあったら絶対ひきますよ。」とO村さん。いや、それをいうなら独身で、猫が2匹いて、形状はともあれキャットツリーが部屋にあるだけですでにアウトだろう、という話に。「私たちって本当に猫の奴隷ですよね〜。何やってるんでしょう」と言いつつもうれしそうにキャットツリーを選ぶO村さんを見ながら「う〜ん、お互い末期症状」と思った私であった。
O村さんのアドバイスもあり、Shiva lingaはあきらめてもう少し普通のものを買うことに。薄茶と白の猫2匹を持つ私はベージュのものを、黒と白の猫2匹を持つO村さんはグレーのものをおそろいで仲良く購入。お店の人に「どちらの色ですか?」と尋ねられたとき「いや、ひとつずつで」と答えて笑われてしまいました。ポイントカードの申請も二人そろってしっかりして、他にもおもちゃ、砂、フードなどを買い込み本日のお買い物は終了。
帰ってきてキャットツリーをリビングにセットすると早速アイちゃんがバリバリと盛大に引っかいている。よかった、よかった。頼むからカーペットのことは忘れてくれ。
写真は新しいキャットツリー。ある意味、円柱のみのほうがゴージャスだったかも。(笑)