朝夕日記

現在スイスジュネーブ在住。ものすごくどうでもいい身辺雑記です。

今読んでいる本

恋愛血風録―デュマ“ダルタニャン物語”外伝

恋愛血風録―デュマ“ダルタニャン物語”外伝


12歳のころ生まれて初めて睡眠不足になったのがダルタニャン物語(全11巻セット)を読んだときだった。とにかくおもしろくて、おもしろくて読みふけり、挙句の果てに学校で先生に「顔が赤くてフラフラしてる。熱でもあるのか?」と言われ、帰って親に「病気かも」と報告すると「夜遅くまで読みすぎじゃ〜!今晩は本を読まずにすぐ寝ろ!」と怒られてしまった。しぶしぶそのとうりにしたら元にもどったのでこれが「睡眠不足」というものか〜と小学生の私に納得させた悪魔のような本である。機会があったら一巻と二巻だけでもぜひ。鈴木力衛氏の名訳です。
リシュリュー枢機卿が実にいかした悪役でした。
その元ネタになったのが↑の本。
これを読んだアレクサンドル・デュマが「萌え」て三銃士を書いただけあり、えらくおもしろい。やってることはメチャクチャだが何ともにくめない主人公である。しかしフランス人って本の中で出会うとえらく魅力的なのに現実にあうと…なケースが多いのはなぜだろう。