朝夕日記

現在スイスジュネーブ在住。ものすごくどうでもいい身辺雑記です。

古代の壁画。

asa_yu2009-11-27

金曜日。
のんびりと朝食を食べてから皆で活動開始。今日はPérigord地方の観光をする予定。とりあえずラスコーの洞窟のレプリカを見に行くことにして出発。
ドライブの途中で見かけたHotel Cro-Magnonの看板にウケる。しかしこうして見るとこの地方は洞窟だらけだなあ。ホテルの後、巨大なCro-Magnonの像が崖に立っているのを発見。それはEyzies-de-Tayacの村にある先史博物館のものでした。ちょっと休憩してそこのTourist Informationで話を聞いてみると、何とラスコーの洞窟の複製は現在工事中で非公開とのこと。「え〜」と迷っていたら、「でも今からだったらここから1キロの所にあるFont-de-Gaumeの洞窟見学の予約が出来るわよ。あそこは旧石器時代の壁画の本物がまだ見れるのであっちの方がいいわよ」とあっさり教えてくれました。それならと午後3時の予約を入れて、その前にNちゃんリクエストの街、Sarlatへ。
思ったより、何とも可愛らしい中世の街でした。ゆっくりお昼を食べてちょっと見学してからFont-de-Gaumeへ。ガイドの人に連れれられて旧石器時代の壁画を見学。説明も丁寧でとてもおもしろかったです。旧石器時代も絵が上手い人は上手かったのねと感動。
その後はPérigueuxの街に戻って夕食。何だかディープなフランス料理に圧倒されて野菜がたりなくなっていた我々は雨でもあるし、とホテルの近所のベトナム料理屋へ。野菜は一杯食べれましたが、味付けがかなり微妙なので、店の人と話をしてみると、お店をやっているお兄ちゃんは30年前にベトナムからフランスに来て以来、一度もベトナムに帰ったことがないそうな。奥さんはここで出会ったカンボジア人。…そうかあ、ディープなフランスに30年もいると、ベトナム料理もこういう味に変わるのねと感心。ま、ある意味、ここPérigueuxでしか絶対食べられないベトナム料理でした。
食事の後はさっさと就寝。明日も観光だ。
今日の写真はFont-de-Gaumeの入り口。一回に入れる人数は12人までだそうです。夏は結構すぐに予約でいっぱいになるらしい。オフシーズンだったので、割と簡単に見学できました。