朝夕日記

現在スイスジュネーブ在住。ものすごくどうでもいい身辺雑記です。

本棚の整理(パート2)

今日も続いて整理を頑張ろうと思ったが外出。
帰りに本屋で本を買う。あっはっはっ。
問題は何を処分するかなんだよなあ。海外に長くいると実はくだらない本に飢える。だって本当に欲しい本はAmazonやらで取り寄せたり、一時帰国する人にお願いしたり出来る。でも、寝る前にちょっと読みたい本とか漫画とかが手に入らないのがつらい。そういう時の為に手持ちの本や漫画を読むのだがこれがあまり名作だと一生懸命読んでしまうのでダメなのである。それに名作は内容をばっちりおぼえている。こういう時にいいのは適度におもしろく、しかも前に読んだことを忘れているぐらい内容が薄い本が一番好ましい。こういった本は何度読んでもそれなりに楽しいのでありがたいのだ。日本にいたら新しい本を買えばいいのでこういう本はちゃっちゃっと処分するのだろうが、実は私の本棚にしつこく居座っているのはこういうタイプの本が多い。一年後に読み返してもそれなりに新鮮というヤツです。本当に好きな本はもちろん処分できないしね。てなわけでちっとも整理できない本棚でした。これから日本を離れるので向こうで何度でも読めそうな本は処分したくないし。海外だとまた違った本を色々買うんだろうし。うーん。
この間実家の本棚を見たら半村良の「岬一郎の抵抗」がハードカバーと文庫版、両方仲良く本棚に収まっていて笑った。本の処分が出来ないのは家風らしい。まあ名作だからいいよね。さらに年金暮らしの両親は「本は高いから文庫しか買わない」といいながら宮部みゆきの「日暮らし」ハードカバー上下巻を買って読んでいた。突っ込もうと思ったが貸してくれたので沈黙。

岬一郎の抵抗 1 (集英社文庫)

岬一郎の抵抗 1 (集英社文庫)