朝夕日記

現在スイスジュネーブ在住。ものすごくどうでもいい身辺雑記です。

色々なことの最中の話。その2

さて覚書の続き。

3月17日からほぼ家の中での生活が始まる。賑やかなエリアに住んでいるのですが周りが驚くほど静かになりました。最初の2週間は救急車の音がよく聞こえてました。ジュネーブは感染者が多く、初期はかなり医療機関に負担がかかっていたようで、検査の数も抑えていたようです。

アパートのエレベーターには張り紙と掃除用品が置かれるようになり、「使ったら掃除してください。消毒液は持ち帰らないでください。いつ掃除したか記入してください」と書いてありました。ちなみにいまだかつてないほどピカピカになっていたので、使ったら悪い気がするし、運動不足に丁度いいか、と階段を使うようになりました。

一人暮らしなので自宅待機は気楽でしたが、今回はアレルギーシーズン真っ只中だったため、アレルギー持ちとしてはちょっと微熱があったり、だるかったり、咳をしたりするたびに「これはコロナ感染なのか、そうでないのか」と一人で自問自答してました。何があっても最後は「そんな気もするし、そうじゃないといえばそうではない」と禅問答みたいになっていくのがおかしかったです。「とりあえず家の中にいればどっちのケースでも大丈夫」と初期は買い物にも行かずほぼ家で過ごしてました。

ビデオミーティングの前とかにフランスに住んでいる同僚たちの状況を聞くと「住所と外出理由と時間を記入した指定の書類を持ってないと犬の散歩でも罰金」だそうで、「それってプリンター持ってない人はどうするの?」と聞いたら「わかんない。でもフランス人はこれぐらいしないと言うこと聞かないから」と主にフランス人は割とあっさり納得してました。フランスに住んでいる外国人はそこまで納得してなかったようです。

ちなみに2週間後には携帯に用紙をダウンロードして記入出来るようになり、印刷する必要はなくなったのですが、さらに罰金の額も上がり、散歩は自宅から1キロ以内と前より範囲が狭くなってました。多数の違反者がいたため、さらに厳しくしたそうで、言うことを聞かないのはあたっていたようです。同僚のドイツ人は「犬のいつもの散歩コースが自宅から1キロと200メートル何だけど罰金対象になるのか?」と悩んでましたが、犬に200メートル余分だから、と言ってもわかるわけがないので、「何も言わなきゃ大丈夫」と自信を持ってアドバイスしていたのはフランス人です。

スイスは比較的ゆるく、外出にそこまで制限はないものの、スーパーと薬局以外はすべて閉まっているし、皆ちゃんと外出は控えていたようです。4月に一時帰国予定でしたが、飛行機は軒並みキャンセルだし、ジュネーブ空港は職員の間で感染拡大があったため利用が制限されているしで、あっさりとキャンセルになりました。

最初の一ヶ月は家にいるのに意外と忙しかった印象。ちなみにすべての店が閉まる前にたまたまNintendo Switchが売っているのを見かけ、こっそり購入。発売日前後は忙しくて手が出ませんでしたが、3月の最終週には無事に「あつまれ、動物の森」をダウンロードしてプレイ開始。楽しく無人島生活をスタートさせたのでした。

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まだ色々と続いているので、4月からの話はまた次に。