朝夕日記

現在スイスジュネーブ在住。ものすごくどうでもいい身辺雑記です。

「Retrospectiveなオーロラ旅行記ーPart 3-」

asa_yu2006-10-25

朝、8時過ぎに起床。
そのまま皆でダラダラと10時頃まで朝食。ロッジに備え付けのフライパンは久しぶりに使う鉄製のもの。これで目玉焼きとかソーセージを焼くと非常にいい感じというか使いやすい。私の小さい頃、我が家は鉄製のフライパンを使っていたので何だか妙に懐かしかった。鉄製だと電熱の調理台でもすごくいい感じに焼けるのですが、難点はやたら重いことですかね。持ち上げるのが大変でした。あさっての朝ノルウェーのTysfjordでT丸夫人念願のクジラウォッチングに参加するため、それに間に合うように午後からノルウェーに出発。
途中にあるスウェーデンとノルウェーの国境には笑えるぐらい人がいませんでした。ノルウェー側に入ってしばらくすると、綺麗な雪に囲まれた湖畔にサマーハウスらしきものが点在する、まるでクリスマスカードのような景色に遭遇。山を越えると海が見えはじめ、そこからがフィヨルドになるらしい。
途中で海沿いにあるNarvikの街で休憩。ここはスウェーデンで採掘された鉄鉱石を外部に輸送する港を中心栄えた街だそうな。そこのショッピングセンターでノルウェーのファスト・フードを食べる。結構おいしかったので満足。さらに港をちょっと見学。鉄鉱石の集積場などが見えたのですが、海の水はすごく透明。またその色が今まで見たことのないような深くて濃い青だったので感動。南国の海のエメラルドグリーンとはまた全然違う、サファイアのような青でした。そのままとても快適なカーフェリーを使ってさらにフィヨルドを進むと夕方には目的地のTysfjordに到着。ここでは冬の間、ニシンの群れを追って南下するクジラというよりは鯱を見学するOrca Safariツーリストセンターが主催している。宿泊施設もあり、今夜は明朝からツアーに参加のためここのホテルで一泊の予定。
お部屋は赤ちゃん連れのNちゃんと同室のおかげで、私もとても広い部屋を使えることに。北欧はどこに行っても赤ちゃん用の施設がしっかりしているなあ。夕食の後、外を見ると雪まじりの雨が降ったり止んだりしてとても寒そう。この天気ではもう今日はお仕舞いかなとシャワーを浴びてゆったりしていたら、リーダーがフル装備で登場。何と夜空が晴れてきたから「海上にかかるオーロラが見えるかもしれない」と車にのって出かけるお誘い。私とNちゃんはこういうときはなぜか息がピッタリ。2人で「とりあえず今日は寒いので遠慮しときます」となりました。わはは。
後で聞いたらオーロラはうっすらとしか見えなかったけど、とても綺麗な星空がみえたらしい。大阪育ちのT丸パパは「天の川がちゃんと川として始めて見えた」と感動していました。田舎育ちの私とNちゃんは「小さい頃から川に見えたもんねえ」、と行かなかったことをあっさり納得。これでいいのか?とも思いましたが、まあ今回の本番はオルカウォッチングということで、我々は明日の朝に備えて早めに就寝。
写真はスウェーデンとノルウェーの国境。施設は大きかったのですが人も車もほとんど見かけませんでした。