朝夕日記

現在スイスジュネーブ在住。ものすごくどうでもいい身辺雑記です。

天気には勝てない。

asa_yu2006-07-22

朝、10時過ぎに起床。適当にご飯を食べて少ししてからK子さんに連絡。午後からThunに向けて出発することに。
外はいいお天気。出発前に適当に用事を終わらせようと缶類、ペットボトル、そしてガラス瓶をリサイクルボックスに捨てに行った後買い物。色々買ったらレジに手間取りすっかり遅れてしまう。K子さんに連絡して出発を2時に変更してもらい、とりあえず猫の餌を準備。トイレも綺麗にしてからK子さん宅へ出発。K子さんを拾ってからThunに向けて高速をドライブ。2人とも行ったことがないのでかなり適当。「とりあえずInterlakenの近所って書いてあったからBernを目指せばいいんだよね。」「そうそう」で方針決定。2時間ぐらいドライブしてBernに到着したらすぐに「Thun 30Km」のサインを発見。「なんだ〜、Interlakenより近いじゃん」と喜ぶ。途中で降り出した激しい雨にもめげず、無事到着したThunは思っていたよりもずっと大きな街でした。お城もあって綺麗なところです。7月から8月にかけて湖上に設置した特別ステージでミュージカルが上演されるそうで、今年の演目は「エリザベート」。K子さんが「高い席が半額だから」とチケットを取ってくれたのでした。K子さんと湖上ステージを見るのは2回目。前回は?年前にスイスとの国境にあるオーストリアの街、Bregenzでやるオペラのフェスティバルヴェルディの「Un ballo in maschelra」を見たのでした。あの野外ステージはセットもすごく、しかも後半仮面舞踏会のシーンで花火が上がるとともに落雷があり、期せずして物凄い演出となりました。最後の30分大雨の中で熱演した歌手に感動。ついでにいっせいに雨合羽を出した観客の準備の良さに感心。今回もどんな風に野外をいかした演出になるのか楽しみです。
K子さんが取ってくれたホテル、Hotel Alphaは湖の特別劇場から歩いて五分のところにある小さな落ち着いたホテル。せっかくなのでここのレストランで早い夕飯を食べてから劇場に向かうことに。時間があったので2人で劇場の方まで下見がてら歩いてみると湖畔には観客のためにテントが色々設置してあって、レストランやらバーやらも充実している。雨も止んで始まる2時間前なのにすでに人がちらほら集まりだしている。2人でホテルに戻ってまず夕食。レストランは中々雰囲気も味もよかったです。メニューも「エリザベートスペシャル」としてオーストリア料理が色々ありました。子牛のパプリカソースを食べたのですが、結構繊細な味でおいしい。食事の間に何だか遠くでゴロゴロという音が。雨は上がったはずなのにちょっと不安。でもまあ大丈夫だろうということで着替えて舞台の方へ。まだ少し時間があるので何か飲んで〜と思っていたらいきなりまたもや大雨。え〜と思いつつも待っていたら開園時間に「あと30分様子をみます」とのアナウンス。ドイツ語はさっぱり分からないのでK子さんだけが頼りです。
さらに雨と風が続き結局、開園時間の1時間後に休演のアナウンスが。「代替公演は月曜日となり、今日のチケットそのままで入れます」と発表されましたが、月曜日にはこれないって。○| ̄|_
他の手段としてはチケットを預けて売ってもらうとお金ではなくて来年の公演のクーポンがもらえることになるらしい。来年の演目は「レ・ミゼラブル」。そりゃ前に見たことがあるしなってそれ以前に来年これるかどうか分かるかい。「どうしよう」「とりあえず明日考えようか」と2人は雨が上がるまで会場のテントでPro Seccoを飲んで一服することに決定。1時間のんびりして雨が上がったところでホテルに帰る。「何しにきたんだかね〜。」「まあ、でもお天気には勝てないもんね」とK子さん持参の赤ワインのハーフボトルを一本開けて就寝となったのでした。
写真は雨の会場付近。なにやら不穏な雲です。