朝夕日記

現在スイスジュネーブ在住。ものすごくどうでもいい身辺雑記です。

もう日曜日。

asa_yu2005-11-27

ウィーン最終日。
今日は朝から雪が降っている。午後からの飛行機なので朝食を食べた後はホテルに荷物をあずけて、午前中はちょっとだけ観光。一番立派といわれる聖シュテファン寺院に行くとミサの真っ最中でした。どこの教会やお寺でもお祈りをあげる人はいい声の人を選ぶので聞いてると中々心地がいい。ちょっとだけ教会を見学した後は時間がないのでアップル・シュトリューデルだけ買ってホテルへ。
荷物を持って空港行の列車がでる駅にいくとオーストリアン・エアのチェックイン・カウンターが駅の内部にある。こっちの方が早そうなので先にチェックインしてしまえ〜とカウンターに行くと何と天候不良の為、飛行機がキャンセルになったとのこと。「でも次の飛行機は多分大丈夫なので、そちらに乗れるようにするから。」と言われ、しょうがないので荷物だけあずけることにする。「もう3時間余分にウィーンを楽しんでね〜」とエアラインのお姉さんに見送られ、また市の中心へ逆戻り。とりあえず、ゆっくりお昼を食べて、せっかくだからと念願のケーキを食べる。
ウィーンはコーヒーハウスの街として有名ですが、ケーキの街でもあって、とにかくそこら中で実においしそうなケーキを売っている。ザッハトルテが有名ですが、私はどちらかというとクリーム系のフルーツたっぷりなケーキが好きなので、そちらをしっかりと食べてきました。おいしかった。食事の後、ぶらぶらしていたらハプスブルグ歴代の皇帝の棺が納められているImperial Vaultを発見。まだ時間があるので入ってみることに。お墓好きな私としてはとても楽しい場所でした。マリア・テレジアとその旦那のダブル棺桶が一番凄かったなあ。名前を見ても殆ど誰が誰だかよく分からないのですが、メキシコ皇帝だったマキシミリアンの棺がウィーンに安置してあるとは知らなかったので、棺を見つけた時はビックリしました。しかも1人だけ。奥さんだったカルロッタの墓はどこにあるんだろう?あと、ベラスケスの絵で有名なインファンタ・マルガリータがウィーンにお嫁に来て若くして亡くなっていたとは知らなんだ。しかも旦那は実の叔父さん。さすが、近親婚好きのハプスブルグである。
あまりにも謎な人が多かったので、帰りがけにパンフレットを購入。これが中々優れものでした。全部ではないのですが、殆どの棺に入っている人物の簡単な伝記が載っていてこれが結構おもしろい。しかし、一部の例外を除いて殆どの女性が大体妊娠中か出産中に亡くなっているのが気の毒。10代で亡くなっている人も多い。子供の棺も一杯あって、昔の出産は生死が掛かってたのねとしみじみ。大体、当時の貴族女性の生活なんて服装からしてメチャクチャ健康に悪そうだもんね。
お墓見学の後は空港へ。夕方の飛行機に無事乗ることが出来、飛行機の中では疲れていたのかけっこうすぐ寝てしまいました。K子さんの家族が空港まで迎えに来てくれたので家まで送ってもらい、後はノンビリ。明日は仕事に行かねば。
写真はウィーン市庁舎内での合唱コンサート。シャンデリアが立派。